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Halが絶対にデッドゾーンを”なし”にする理由(スティックドリフトしても)【Apex翻訳】

※Halの使用コントローラー:https://battlebeavercustoms.com/products/pro-pick-xbox-one-series-x-controller?variant=39526935953481

今回は、ImperialHalが新しく買ったPADのカスタム・感度設定とその理由・ボタン配置・持ち方など、改めてコントローラーに関する紹介をした動画と、関連クリップをまとめてみました。
(使用させていただいた動画はラストに列記)

クリップが前後して少し分かりにくい部分もあったかもしれませんので、概要欄で補足することにします。
動画のネタバレを読みたくない方は、先に視聴をして頂ければと思います。
それでは行きましょう。

・・・

まず、タイトルに記した疑問「なぜデッドゾーンを0にするのか?」の解答ですが、これは、「PADでもキーマウのフィーリングを実現するため」です。
デッドゾーンを”小”にしてしまうと、”元々デッドゾーンが内蔵されている”と言っているクラシックの”なし”と操作感が似てしまい、完全なコントロールには至らないと説明していました。

これはGenburtenが以前言っていた、反応曲線を0にする理由と全く同じで、元々キーマウの上手いプレイヤーがPADを使う時、既にレベルが高い自分のキーマウ操作と同じ感覚でプレイがしたいというニーズから、この設定に辿り着く事が多いです。
たしかに、Halの言っている通り直線の反応曲線は、入力量とレティクルの移動距離が完全に比例関係にあり、これはマウスの場合と全く同じです。
また、マウスはストレイフを追う際に、切り返された方向にマウスを振ると、振り始めから即入力が開始されるという特徴があり、これはPADだとスティックの中央部を経由する分、対応が遅れます。
これにデッドゾーンが入っていると、逆方向に入力し始めた瞬間にも微量のデッドゾーンがあり、さらに入力が遅れてしまいますが、”なし”にする事で少しでもキーマウの即入力に近づくという論理があります。

Halはこのあたりの事を説明していたわけではなかったのですが、Verhulstのように論理的に考えるというより、IGLingを含め感覚で正解を導き出すタイプだという事もあり、一言「キーマウっぽい」で”なし”を選んでいました。
さすがのセンスですね。

ただし、前提とされている、Verhulstも言っていた「クラシックにはデッドゾーンが内蔵されている」に関しては、おそらく誤りの可能性が高いです。
というのも、コントローラーによる事はもちろんですが、詳細感度でデッドゾーンを0・反応曲線を10にしても、数字感度で言う振り向き5くらいまでの数値(横400以内)であれば、スティックドリフトは起こりません。
しかし、反応曲線を8,7と下げていくにしたがって、個体によって多少前後しつつも、ドリフトが発生していきます。

よって、おそらくデッドゾーンが0でも、高い反応曲線により根本の感度が低すぎると、それ以上動かないようになっているのではないでしょうか。
しかし、反応曲線を下げていくと、だんだん入力し始めの感度が上がっていくため、ドリフトするまでの閾値を越えてしまう。
(それに、数字感度のクラシック”なし”でも、一見分からないくらいゆっくりですが、勝手に動いている個体もあります)

まあこれも、実際にデッドゾーンがあろうがなかろうが、「クラシックの”なし”は、プロがデッドゾーンが入っていると思うくらい、根本の感度が遅い」という事実に変わりはありませんので、元キーマウで、似た操作感を求めるHalには合わなかったという事ですね。
逆に、4-4クラシックに相当習熟していたVerhulstは、同じ4-3リニアでも、デッドゾーンが入っていると思えるようなクラシックの”なし”に似て、実際にデッドゾーンが少し入っている”小”の方が使いやすかった、と考えると、両者の設定の違いが説明できます。
(以上が「Verhulstとかは慣れてるこっち(小)に移行してる」の直後に入れた「デッゾが内蔵されている」と言っているクリップで示唆したかった内容です。でも、自分でも分かりにくいと思いました汗)

また、このスティックドリフトを調べる際に使った詳細感度ですが、なぜ彼らがこういう結論に至ってしまうかというと、やはり詳細感度を一切触らないからです。(VerhulstはGenburten感度の時にいじってましたが)
この他にも、日本では既にかなり多くの人に浸透していると思われる、「詳細感度のスコープ別設定をONにして詳細自体をOFFにすると、数字感度にスコープ設定が適用される」という裏技(?)ですが、これをHalなど海外プロが話している所は見た事がありません。
よって当然、日本のストリーマーさんが使っているらしい6-1リニア+詳細スコープとかも、知らないはずです。

そもそも、一昔前のALGSでは、日本勢の大部分が詳細感度、逆に海外はGenburten以外ほぼ数字感度で、Knoqdがジブの時詳細の反応曲線0だった、くらいでした。
なので、詳細感度の研究に関しては、日本が世界のどこよりも進んでいると思って間違いなさそうです。
Halたちは時に感覚のみで発言することもあり、それを使って行った選択の結果が左右されるわけではないにしても、ゲームの内部処理として本当に正しいことを言っているかは、また別の話だと思っておきましょう。

そして、まあ正直尺の都合などもありまして、最後にGenburten感度から4-4に帰ってきたVerhulstと4-3クラシックのGildが、Halのリニア談義を話半分に聞くシーンを入れました。
オチ的に入れたように、結局Evanは4-3リニア小に転向、この感度を激推しする動画を作るわけですが、もちろん感度に正解はありません。

また、前回Verhulstの解説動画を出したので、彼のキル集も検討しているのですが、4-4クラシック時代より強いというよりは、プレイスタイルやエイムの傾向が違うという感じです。
具体的に言うと、中距離は4-4クラシック時代のめちゃくちゃ当てまくるようなエイムではなく、けっこう外すものの平均的には十分当てているという感じ。ただ代わりに、SMGがチーターレベルの仕上がりです。
なので、結局使う人がどういう武器・距離感で戦いたいかですね。デッドゾーン”なし”にしても、Halは右手クロー持ち・Genburtenはエイリアン持ちで、両者ともスティックに常時触れられるため、ドリフトの影響が減っています。

・・・

皆さんは、TSMのLAN優勝ドキュメンタリーはもうチェックされましたか?

今回も、ご視聴&お読みいただき、ありがとうございました!

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海外ストリーマー様のApex配信で面白かったシーンを編集し、翻訳付きでお届けしています。
字幕はできる限り元の発言に忠実に作りますが、早口・声が重なっているなど読みにくくなると判断した場合、簡略化や意訳をしています。
動画を楽しんで頂けたら、いいねとチャンネル登録をよろしくお願い致します!

配信元:https://www.twitch.tv/tsm_imperialhal
使わせて頂いた動画:https://www.youtube.com/watch?v=3C8be5PImps , https://www.youtube.com/watch?v=9kcA3Q1fKHQ ,https://www.youtube.com/watch?v=Kqzwhsvgx6Q ,https://www.youtube.com/watch?v=v_Q_chw0pIk
BGM : MusMus・nakano sound

#imperialhal #controller #linear #verhulst #gildersons

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